半分、青い。116話 感想あらすじ視聴率(8/14)もしも花野が2人の子供であったなら

涼次との結婚生活に失敗し、実家に出戻ったヒロイン鈴愛。

このままでは終われない!
との一念発起で実家「つくし食堂」の2号店を出そうと画策します。

最大の問題は、店を出すための資金繰りでしたが、散々揉めた母・晴も最終的には「調子に乗っている時はやるべきやな!」と前のめりになります。

高校近くに物件も確保。
祖父・仙吉直伝の五平餅を名物フードにして、チンチン電車風の内装を施した2号店の計画もついに始動です。

鈴愛、いよいよ天下への道だ!

【116話の視聴率は20.6%でした】

 

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五平五升!

さぁ、まずは五平餅作りから始まり。

「焼き方がたらん!」
と、イキナリ師匠の仙吉がダメ出しをします。

そんな祖父を、鈴愛は意外に厳しいと評するのです。なんと秋風塾レベルだとか。
そういえば秋風羽織がこれだと太鼓判を押したのが、仙吉おじいちゃんの五平餅でしたね。

秋風先生が唸るほどの味を、出すんだ、鈴愛!

仙吉は、餅の焼き加減を【命】と呼び、ひっくり返すタイミングを「赤ちゃんの目覚め」に譬えます。

さらには「五平五升(ごへいごしょう)」なんて言葉も繰り出しました。
要は、五平餅があまりに美味しすぎて、思わず五升の米を炊いてしまうことから付けられたそうで。

五升はともかく、五平餅にすることで、一人で五合くらいはペロッと食べられるらしいです。
どんな米消費マジックなんだよ!

 

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送り迎えの喜び、涼次は知らず

胡桃潰しにもコツがあります。
潰しすぎてはいけないし、大きすぎても駄目。うわあ、厳しい!というより、仙吉さんの五平餅がメチャメチャ食べたくなったわ~。
鈴愛もメモしながら、焼きたい、と真剣味を増します。

ここで廉子さんがナレーションで、五平餅くらいでかっこつけすぎ、とからかうのがいい味を出してますね。
本作はナレーションが斬新です。
廉子さんは決して見守る慈母ではなく、面白がりながら突っ込むタイプ。それがいい。

花野は保育園に通い出しました。
今日は草太が出迎えに行き、そこでイケメンパパに間違われたそうで、浮かれていると「(奥さんの)里子さんに言いつけるよ」と晴から突っ込まれております。

涼次も本物のイケメンパパなのに、そういう送り迎えの喜びを知ることはないんですよね。

育児や家を省みる喜びとは、女性だけではなく男性にも等しくあり、ダメ男はそれを取りこぼしている。本作は、そこもキッチリ浮かび上がらせるんですよね、斬新!

 

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はじめてのおつかい

帰宅後、萩尾家へと向かう花野。
弥一が喜んで「かわいいお客様!」とそんな出迎えます。

「はじめてのおつかい」ですね。
楡野家から萩尾家は、真っ直ぐ真っ直ぐずっと行って、クリーニング店を右に入る道筋です。

おつかいで届けたのは、卵焼きや晴が和子に食べて貰いたがった蒸した金目鯛でした。

弥一は、「おさかな」を「おかさな」という花野を修正してあげようとするのですが、律がやって来て、「直すと鈴愛が怒る、今の間違いのままのほうが可愛いようだ」と言い出します。

「なんで律もいるの!」
はしゃぎだす花野ちゃん。そこへ、和子も登場。
「天使みたいな子、天使の羽根!」
そう喜びます。

弥一も、女の子は「フワッフワ」とニッコリすると、律が、自身の男児の孫・翼に言いつけるよ、と言い、弥一は慌ててしまいます。
律がお父さんだと知った花野は【高い高い】をおねだりして、盛り上がる萩尾家です。

 

律の妻子はなぜ岐阜県に住まない?

一方、楡野家の鈴愛は、相変わらず特訓中です。
BGMまで気合いが入ったものとなり、右手の練り方にまで厳しい指導が入ります。

軍師の晴は、電卓を弾いて2号店の内装予算を計算中。
宇太郎はウキウキとしたアイデアばかりで上機嫌です。

「和子さんが言っていた通りだ、何かを始めるって楽しい」と痛感する晴です。

花野は、律の弾くピアノにはしゃぎます。
が、和子が眠ったため、ピアノはおしまい。

楡野家では宇太郎が、律の妻子はなぜ岐阜県に住まないのか?と言い出します。晴はこの時点で、余計なことを言うなと宇太郎に釘を刺します。案の定、言おうとしてたのでした。

ここで、翼が男児だから名門校に通わせるため、と晴さんが説明するのも残酷かもしれません。

男子はより高い教育を目指させる――そういう暗黙の了解が日本にはあります。
しかし、それって差別でもありますよね。
女子だってよい教育を受けたい子はいるだろうし、男子だって教育より環境を重視したい子もいるはず。

こういう逃げない姿勢がいい。本作は逃げない、のです。

 

「ママの漫画なら上にある」……やってまった!

ピアノを弾き終えた律に、花野は漫画を音読して欲しいとリクエストします。

『あしたのジョー』みたいな宇太郎好みの漫画はないしなあ、と律。更には、ここでうっかり
「秋風羽織先生やママの漫画なら上にある」
と口走ってしまいます。

ああっ! やってまった!!!

漫画家という過去を娘に明かしていない鈴愛の秘密、バラしちゃった!

「上」とはどこか?と問い詰める花野に、しらを切る律。花野は粘り強く弥一に上の場所を聞き、和子が寝ているから静かにと言われながらも、のぼってゆきます。

ここで、和子の眠る部屋についてしまった花野。
子守歌を歌ってあげると言い出します。入っておいでと言われますが、恥ずかしいからと外に留まる花野。

 

『ねんねんころりよ』は暗いからとストップ。
そうそう、子守歌って時々怖いんですよね。

次に明るい歌として『ふるさと』を選曲しました。

 

律が抱っこして、花野は二番まで歌います。
思わずすすり泣いてしまう和子。

「うさぎって美味しいんだな」
そう笑う花野を見て、和子も笑います。

 

今日のマトメ「どうしても“if”を言いたくなる」

なんなんだ、今日は! 動揺しっぱなしです。

花野と萩尾家が中心でした。
そしてどうしても“if”を言いたくなる。

もしも、花野が鈴愛と律の間に生まれた子供だったら?

いや、そんなのおかしいですよ。でもどうしたって、考えてしまう。
だって和子の反応なんか、あまりにソウルフルではありませんか。弥一も女の子に喜んでいるし。

宇太郎が、律は家族を岐阜県に連れて来ていないことに疑念を呈しますし、そして、何といっても花野ちゃんです。

花野ちゃんは、朝ドラヒロインの子にしては歳をくっての登場。
その理由がわかりました。

もう5歳だから、キャラクターの基礎が出来ています。

口癖、言い間違い、性格。
子守歌を歌うとき、誘われても恥ずかしいからと部屋には行かないところなんか、リアリティのある性格描写です。

そして、どうしたって鈴愛の影響があります。
性格、言い回し、元気いっぱいのところ。今日は鈴愛の出番は少なめでしたが、花野経由で彼女の存在感が伝わるのです。

子供って何でしょうか――。

可愛いだけの存在?
いや、違いますよね。
子供の上には、親の影響が残っているもの。そこも含めて、人格のある人間です。体が小さいだけです。

本作はそう知らしめています。
花野を通して鈴愛のことを考えるからこそ、もしも鈴愛が律の妻だったら、と思ってしまう。同時に、律の妻・より子の存在感の薄さをどうしても考えてしまいます。

より子は、律が選んだくらいです。
ボクテはパンを作る腹黒女と推察しましたが、妻として母として、最適なのだと思います。息子の教育を重んじていますし、一般的に出来る人でしょう。

ただ、出来る人=ロマンスの相手でもない。
これぞ結婚相手として最高と思える相手と、恋に落ちるほど人間は器用じゃない。

結婚相手としてはより子が最高で、選んで、結ばれたのだとしても……ロマンス相手として、鈴愛がいるのでは?

律儀な律は、妻に悪いと鈴愛を遠ざけました。
けれども、どうしてもそれが惜しく思えます。

恋愛だけじゃないはず。
励まし合い、運命を変える――それも、ロマンス相手とできるはずです。

現に律は、花野に鈴愛が漫画家だった過去を明かしてしまいました。
こういうことです。
これからも、きっと互いの運命に干渉しあうはず。

結婚して子供を作り、家庭を築くだけじゃない。
そんな特別な関係を見せることが、本作の運命では?

毎週その手触り、そこにある雰囲気を感じて、ワクワクが止まらないのです。

◆著者の連載が一冊の電子書籍となりました。
ご覧いただければ幸いです。

この歴史映画が熱い!正統派からトンデモ作品まで歴史マニアの徹底レビュー

文:武者震之助
絵:小久ヒロ

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【参考】
NHK公式サイト

 

10 Comments

匿名

かんちゃんは、鈴愛の子供時代よりも周りの空気が読める子のように思いました。私見ですが、和子さんの寝室に入らなかったのも何か入ってはいけないような気がしたのではないかと。こういうところは涼ちゃんの血を受け継いでいるのかもしれませんね

管理人

>ビーチボーイさん
ご指摘ありがとうございます!
修正させていただきました。
毎度、間違い多いですが、今後もよろしくです><;

匿名

五平餅指南中の仙吉さん、何となく血色も良く若返って見えた

roko

いつもありがとうございます。
本日はこのサイトのおかげで自分の間違い・勘違いに気付きました。
でも、忘れてしまっていてダメですね。

こちらは、少し前にこれでいいの?と思った個所です。
良きように修正くださいませ。

>弥一が喜んで「かわいいお客様!」とそんな出迎えます。

ビーチボーイ

天子みたいな子、天子みたいな羽根

天子じゃなく天使ですよ!
皇帝(天皇)とエンジェルじゃ間違い過ぎです

律の父が竹中半兵衛に見える・・・

先刻は推敲途中の未完成原稿を、クリックミスでフライング送信してしまいました。見苦しい文面をお目に掛けたこと、まことにお恥ずかしい限りです。どうかお許し下さい。

律の父が竹中半兵衛に見える・・・

・・・やはり「美濃」の話だけに!

お久しぶりです。『わろてんか』時代には「わたいも贅六だす」のHNで投稿しておりお久しぶりです。『わろてんか』時代は「わたいも贅六だす」のHNで投稿しておりました。

朝ドラと大河の比較、興味深く拝読いたしております。私も武者様同様『真田丸』『直虎』そしてこの『半分、青い』を支持し、『花燃ゆ』『西郷どん』『わろてんか』には批判的なスタンスを共有しています。もっとも『官兵衛』についてだけは「惜しい点は感じるが『それなりに』面白く見て」おりました。(実は『ゲゲゲの女房』から『ひよっこ』に到る2010年代の朝ドラも基本的にはそうなのですが~但し『まれ』と『べっぴんさん』を除く!~)そういうこともあって、このHNを名乗ります。

「スズメと父は猛将、晴と弟は軍師」との見立て、いかにも、と膝を打つ思いです。(ただ一点、「角笛」は「法螺貝」に改められた方がよろしいかと…)今年は「大河は朝にやっている」と考えることにいたしましょう(『あさが来た』の時も似た感を覚えましたが…)。

末筆ながら武者様には、どうか引き続き予後のご養生をお祈りしております。

momo

子供が絡むifは、どうあっても切なさから免れられませんよね。
可愛い花野ちゃんに癒されひと時の安らぎを得る萩尾家に、どうしても「律と鈴愛が結婚していれば…」と考えてしまいますが、そうしたら花野と翼は存在しなくなってしまいます。
いくらダメンズで「結婚しなければよかったのに!」と視聴者に罵られようとも、花野ちゃんの父親は涼次で、彼は彼なりに、そして三おばが愛情を注いだ結果、あのような花野ちゃんが出来上がってるわけで…確かに鈴愛は漫画家として挫折したし、涼次は夫として最低でしたが、その積み重ねの結果、花野が存在してる。
鈴愛の人生の選択は外から見たら不器用で間違いだらけかもしれないけど、同じ事を花野ちゃんを前にして言えるか?聞かれたらNOです。秋風先生が言う通り、一見間違いや遠回りに見える事を経て得られるものがある、と思えます。

小原正靖

武者さんがどこの出身かまたどこにお住まいか子供さんがいるか存じませんが東京では女の子にもいい教育受けさせたい人たくさんおり関東関西名古屋でも都会では実際女子校やインターナショナルスクールや国立に通わせているケースが散見されます 
2000年以降という時代設定では名門男子校だけでなく名門女子校国立付属などお忘れなく また大学の同級生後輩の女子 東京女子御三家出身者多くいました 

竹河巻

花野が鈴愛と律の子供だったら?
翼の存在は?

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