まんぷく 141話 感想あらすじ視聴率(3/19)よく似た場面が何度目なのよ、何人目だよ

諸葛亮「医療考証なんて期待してどうするんですか!」

そして唐突に挟まれる、鈴入院シーン。
はい、ささっとその理由を解析しましょうか。

「時間稼ぎだな!」

だから死亡フラグも撤回して、生存させたんですね。

黄忠が倒れて時間稼ぎって、極悪非道にもほどがある。
その時点で論外ですが、描写がもっと酷い。

本作って医療考証したのかな?
していないよね。ざざっとあげてみましょうか。

・病室に患者家族が勝手に医薬品を持ち込む
→危険過ぎるわ!

・歯科医・牧を「一日中口の中を覗き込んでいる」変人扱い
→ふざけておりますか?

・エロマンボダンスで色覚異常が回復!
→もう嫌だ……。

そして今日の追加要素がこちらです。

・診断が遅いと毒づく萬平以下、教団員たち
→そんなにホイホイと結果が出ないことだってあるだろうがーッ!

内臓逆位がもうダメだ

鈴の内臓逆位が、もう酷い。

福子と同年代で内臓逆位の方といえば、実業家の中内功氏がおられます。
彼は軍隊の身体検査で判明しました。

あまりに不自然な展開なのか。
「あの年齢でそれがわからなかったなんてありえない」という教団員のセリフもありましたが。

その通りなんだよ!

医者だって、流石に判別できるでしょう。
命に関わりかねないのに、なんでこんなしょうもないことになったのか?

バカバカしい推理をしてみましょうか。

「『ブラックジャック』か『北斗の拳』あたりのフィクションから、適当に引っ張ってきて整合性を考えなかったな!」

シュリンプカクテルからの思いつきもそうですが、本作はテキトーに点を打って、そのあとを線でつなぐということをしません。

常に行き当たりばったり。
しょうもないことで整合性の破綻や考証ミスがボロボロ出てきます。

それって何のお仕事なの?
行き当たりばったりでなく、長期的な構成を考えてくださいよ。

極悪非道の教団員たちよ

まぁ、医療考証が酷いのはいつものことです。

鈴の病気への態度がとにかく酷くて、萬平以下、
「チッ、開発で忙しいのに倒れやがって」
というイライラが露骨に出ています。冷酷かつ非情すぎていたたまれない気持ちにしかなりません。

今日の極めつけは克子でしたね。

「チッ、前みたいに仮病ならいいのによぉ」

って、おい、おいおいおい。
こんな根性のねじ曲がったセリフを、松下奈緒さんに言わせてよいものでしょうか?
朝ドラの看板を背負った名女優なのになぁ。

中国語圏は、老母に気を使うことが定番の美談となります。
本作が台湾ルーツを削除したのも、こうした点からも考慮したワケじゃないですよね。

ったく、こんなのもうシヴァガミ様を侮辱するようなものだから、マシュマティ国民も激怒っすわ。

※シヴァガミ様のスピンオフもあるってよ!

生きる者、死せる者への侮辱は止まらない

そして、女神・咲様ですよ。
今日のセリフは、あまりにも非道なものでした。

「治らなくてもこっちの世界もいいものよ、うふふふふ」

何やコレ。
ここまで人の命をバカにしたセリフがあってたまるか。いや、あるんだけど。

こんなニュースがあります。
できれば本作スタッフと信徒さんに見てほしい。

◆「女性を軽視する内容」 湯布院のユースホステルの投稿めぐり日本ユースホステル協会が謝罪 – ねとらぼ

まぁ、
「若い女の裸を見てウッハー!」
というネタですね。微笑ましくもないどころか、今はメラメラと燃え上がります。

んでね。
これは今に始まったことじゃないんだってば。

義父と婿の向かい合わせ入浴だの、褌尻だのをアピールする本作の世界観とは真逆かな。

ちょっと想像してくださいよ。
萬平さぁんの拷問だの、入浴で浮かれ騒いでいた方々。

彼を演じる方が味わった苦痛を。

朝ドラでの拷問や入浴場面、褌尻露出を振り返り、興奮してしまったという視聴者のコメントを紹介。「俳優さんには知って欲しい。あなたには特大の魅力が備わっているという事を!」と記事にした。

こういうことなんですよ。
相手が女優じゃなくて男優ならいいってもんじゃないでしょ。

◆『まんぷく』で拷問される長谷川博己に萌える女子続出「興奮してすみません…」 | 女子SPA! 

◆中尾明慶の“筋肉ムキムキ”ふんどし姿に視聴者釘づけ「待ってました!!」<まんぷく> 

◆安藤サクラ主演『まんぷく』で要潤と瀬戸康史が入浴するシーンに、視聴者から大反響|ニフティニュース 

これが『マジック・マイク』のような、セクシーアピール前提の作品ならば、まぁわかります。

※こういうのね

しかし、朝ドラなんですよ。
女は、加害者にならないなんて言い訳は、通用しません。

湯布院のニュースと照らし合わせると、こんな構図になりましょう。

・興奮した入浴客
→興奮をSNSに書き込んだ皆さん

・ユースホステルツイッターアカウント
→記事を作った媒体、そしてそういう扇情的な路線を敢えて狙った本作スタッフ

困惑しているであろう女性入浴客
→出演者

ああ、やっぱり出演者がかわいそうだ……いたたまれません。

本日最後に。

信徒の皆さんは、実際の被害者がいるのに東日本大震災を描いた『半分、青い。』を侮辱的だと叩いておりました。
その同一人物が、「萬平の拷問に興奮して大喜びしていた様子」を私は目撃しました。

戦時拷問にも、後遺症が残り手術を繰り返した。
安藤百福氏はじめ、大勢の被害者がいるわけです。死者だって出ています。

ダブルスタンダードではありませんか?
嫌いな作品を叩くために、大震災を持ち出す。これは、どういうことでしょうか。

※スマホで『いだてん』や『八重の桜』
U-NEXTならスグ見れる!

文:武者震之助
絵:小久ヒロ

立花福子のモデル・安藤仁子の生涯

※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください

まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ!

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1 Comment

匿名

最近のこの作品を見ると、○松さんの方が、まだ主人公補正するけど、まともに書けるかも。

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