まんぷく146話 感想あらすじ視聴率(3/25)親子の愛がやっぱりナイ

営業妨害が続きます

そんな無能の教団が、いかにしてヌードルを売り出すのか?

無理です。無理。無理なんだよ……劉禅じゃ三国統一なんて到底できない。

教団支部『白薔薇』で売る。
福子がしょうもねーメガネをかけ、スーパーの店内で奇声を発する。

「もっとこうてぇ〜」

って、あのシーンほどおぞましいものはなかった。
普通に怖いですって。
むしろ買いたくなくなる恐怖しか感じられなかった。営業妨害ではないでしょうか。

しかも、うっすらと買わない奴を貶めています。
またも中年女性です。
本当に、こういう女叩きが好きだよなぁ。

値引きは断固許さない!

さしてうまそうにも見えない、教団の供物「まんぷくヌードル」。

自信満々であったものの、これは値引きしかないかと検討し始めます。

しかし、萬平はこんな調子です。

「値引きはしないッ!」
「一度値引きしたら値上げできない!」

それが本音かよ。全然意味がわからない。
ただただ、金に汚い印象が残った。

だから聞きたいんですって。
根拠ゼロの100円ってなんなの?
原価も競合製品もないから、意味不明でしかありません。

「貧しい母娘に泣いた」
「人の役に立ちたいんだ!」
「でも塩は価格設定ができない。ダネイホンを高値で売るぞ!」

この頃から、守銭奴っぷりが悪化しました。

まんぷく 64話 感想あらすじ視聴率(12/13)家賃150円でダネイホン60円の滑稽

あの頃は、それでも一応取り繕うだけの知恵はありました(実際は取り繕うことは無理だったけど)。

今じゃ、日野富子も驚くほどの銭ゲバですよ。

日野富子は★3つ 応仁の乱でカネを引っ張り、貯めた資産は70億円!?

実世界では営業しています

はい、しかし実世界では営業力があるんですね。

◆「まんぷく」を感じる限定麺、百福元味 | Lmaga.jp

本当に洒落になっておりません。
コレ……台湾ルーツをそのまんま簒奪して、それを地域貢献にまでしちゃっている。

逆のことを寿司で、台湾でやられたらどうですか?
それでいいんですか?

どこまでも罪深い作品だな。

お次はコメントでのご指摘から。

昨年、セブンイレブンでは『わろてんか』藤吉亡霊を呼び出す鈴プレゼントキャンペーンをしていました
つまりテコ入れではないのかも

へ〜なるほど!
そうだったんですね。失礼しました。

チキンラーメンはともかくとして、昨年の【わろてんか鈴】は欲しかったです。
だってセーブポイント仏壇前で振ると、死人を召喚できるんですよ。

やはり『月刊ムー』とコラボすべきでした。
今年もチキンラーメンよりも、女神・咲様ブロマイドを展開すると面白いかもしれません。

持っているだけで儲かる、ダイエットもできる、モテモテになるっていうやつですね。
女神に不可能はないんだ!

評価がおかしい理由は?

お次はこちら。

世間的には高評価なのが不思議

んー、それはどうでしょうね。
脚本や出演者が権威ある批評家の賞を取らないと、意味がないと思います。

なんつったって視聴率が低い。

実は、これと似たような作品がありました。
『西郷どん』です。

装飾できない視聴率や大河ドラマ館の入場者数は低迷しておきながら、毎週のように視聴者は盛り上がっているという提灯記事が、ネットを中心にあったものです。
特徴はこんなところですね。

・萌えだのエロだのを大げさに取り上げる
・あったかどうかわからないSNS投稿を拾った体裁にする
・好評意見を凌駕する【不評投稿】をとことん無視する

ネットリテラシーが低い読者を騙せたらエエというやっつけ仕事ですね。

そしてその手の記事はこんな言い訳とセットになりがちです。

「文句をつけているのは歴史オタクだけだ!」
というやつですわ。
要は、陰キャ、いじめられっ子、少数派だけが文句をつけていると誘導するのが手です。

そして、本当に浅ましいほど露骨な記事がこちら。

◆『まんぷく』松坂慶子が病死? 急展開に悲しみの声が続出中 (2019322)

「番組が始まった当初こそ、安藤サクラの〝大げさな演技〟に批判的な声が上がりましたが、その後は視聴者も慣れてきたのか、先週末時点で10週連続視聴率20.0%台を記録するなど、絶好調をキープしている『まんぷく』。現在までの最高視聴率は第1話の23.8%ですが、関係者の間では『最終回に超えるかもしれない』と期待が高まっています。即席麺など視聴者に身近なものが題材になっているのも、成功要因の1つでしょう」(エンタメ誌記者)

いかにも20%キープだからナイスな数字だと言いたげですが、朝ドラで視聴率20パーセントは「標準値」です。

・土曜日低落傾向が高い
・まんぷくヌードルというクライマックスでもジリ貧
・関連番組で露骨なテコ入れ

こうした援護射撃があってからも伸びる兆しはありません。
まぁ、今さら無理でしょう。

そして信徒のお約束も飛びだします。

前作の永野芽郁主演『半分、青い。』が散々だっただけに、制作陣もほっと一安心といえる

数字でもキッチリ『まんぷく』を上回っている『半分、青い。』を無理に叩くのヤメなさいってば。

恥ずかしいにもほどがある言い訳。
褒めるところがなくなって来た信徒はいつもこうです。

「でも!『半分、青い。』よりはいいから!」

後半あがっていった視聴率、発売された関連書籍やグッズ、ロケ地への観光貢献度、脚本家や出演者の受賞ラッシュ。
何一つ、本作が前作に勝利している要素はございません。

『まんぷく』が奇跡的にスタートダッシュを切れたのは、前作の終盤が素晴らしい数字を叩き出していたからでしょ。
その恩恵を仇で返すゲスっぷりには目が眩む思いです。

そして、

関係者が口をそろえて言うのは、「番組成功の影の功労者は鈴役の松坂慶子」だという。

劇中でさんざんイジメてきた松坂慶子さんで最高視聴率を狙うあたりも、どうしようもない。

まぁ、こんなワンパターンで踊る信徒です。
前作さえ叩いておけばそれでいいんでしょう。

◆『まんぷく』桐谷健太が松坂慶子をお見舞い2人の会話に視聴者「涙ひっこんだ」(クランクイン!)

◆『まんぷく』松坂慶子の退院祝いで女子会開催 「みんなかわいい」と反響クランクイン!

◆『まんぷく』安藤サクラ、土曜日の女戦略が成功の鍵だった

1年前の駄作『わろてんか』は順当に低い評価なのに、本作が高評価なのはナゼか?
『花燃ゆ』と『西郷どん』との関係にも似ています。

二作とも、数字も評価も低い。
しかし、ネットの記事だけを読むと、後者はそこそこ高評価に見える。

【低評価だと困る誰かがいて、頑張って底上げをしている】のではないでしょうか。

まぁ、しょうもないコピペだとしたら、いつかボロが出るでしょう。
そのとき必ず報いはあります。私たちの見ていないところで顔面蒼白になっている人がいることでしょう。

それでまぁ、よしとしましょう。

あ、ちなみに質問にありました『龍馬伝』は、シャウトがうるさいので脱落しました。
勢いだけでごまかそうという意図を感じたんですね。
そもそも、坂本龍馬主役の作品って、知名度とイメージ頼りで中身が不足する傾向がありませんか。

武者の指摘はトンチンカンだと笑えばいい

さて本日は、信徒のかような主張に注目して、最後とさせていただきます。

それは
「私は素直で心が清らか!」
「くだらないことにケチをつける武者は性格が悪い!」
ってやつです。

鈴はじめ、イジメ被害者を笑いにするようなスタンスの作品。
それを楽しめるって、本当に性格が良いと思います?

本作の何がどう楽しかったのか。
自信を持って説明できます?
それができるなら別にいいんです。

武者の指摘はトンチンカンだと高らかに笑ってスルーすればよい。
他作品との比較、マウンティングなんて無駄なことをする必要はありません。

そういう作品に出会えることを陰ながら祈っておりますよ。

※スマホで『いだてん』や『八重の桜』
U-NEXTならスグ見れる!

文:武者震之助
絵:小久ヒロ

立花福子のモデル・安藤仁子の生涯

※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください

まんぷくモデルである安藤百福の記事、ならびにラーメンの歴史もリンク先からどうぞ!

※コメントにつきましては、
・まんぷくここが好き!
・まんぷくここがアカン!
という意図でご自由に記述してください。
作品に関するものについては全て掲載しております。
攻撃的な書き込み等については、こちらの判断で削除させていただきますので、あらかじめご承知おきください。

 

2 Comments

匿名

朝ドラ直近5作品の、毎週平均視聴率を一覧にされているサイトがあります。

pic.twitter.com/sGKKpU6j3p

これを見ると、まんぷくの視聴率は最初の5週が貯金となっているに過ぎない、というのが良くわかりますね。
中盤以降は、半分青いにも、ひよっこにも、水をあけられているというのに、適当な思い込みで記事を書くライターはゲスですね。

まめしば

日野富子もびっくりの銭ゲバ…これは富子と呉座勇一先生に失礼ですよ。
自分勝手な守護大名や、やる気のない夫に振り回されながらも、応仁の乱終息のために政治力・経済力の限りを尽くした室町きっての政治家(しかしミソジニーやフェイクニュースによって悪女として歴史に名を残してしまった)と自分の事しか考えてない萬平さんじゃ、スケールも功績も苦労も違います。
参考図書『応仁の乱』『陰謀の日本中世史』呉座勇一

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA