なつぞら93話 感想あらすじ視聴率(7/17)「したら結婚って何?」

日曜日の風車にて。

坂場の「一緒にアニメを作りたい」宣言に、ドキドキ&ぼーっとしてしまう。そんななつ。
気をつけろ、そやつは【表裏比興】……。

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そこへ、あいつがやって来ます。

【ジャーンジャーンジャーン!】

げえっ、夕見子!

日曜だ、出かけるぞ、出陣じゃ!

さて、なつが驚く理由ですが。

「ナゼじゃ、日曜は休みであるぞ!」

「むっ、日曜が休みとな?」

日曜は休みでした。
うーん、夕見子のこの残念さよ。
頭がいいし、気がつくわりには、日常的なことをスッポ抜かす傾向があるのでしょうか。

休講日に教室に行ってしまうタイプか。あるいは駆け落ちで授業を出なくなり、曜日感覚がなくなってる?

「いつものジャズ喫茶へ向かう、では!」

さっさと帰ろうとする夕見子の腕を、なつが後ろからしっかりと掴みます。

「せっかくだから、共に遊ぼうではないか。一緒の休みでござろう」

むむむ……なにがむむむだ!
というわけで、雪次郎の部屋に向かいます。

雪次郎の部屋は、洗濯物だらけです。
どういうことかと聞いてくる雪次郎に、夕見子はこれですよ。

「不満があるのか?」

こいつは一々なんなんだー!
夕見子は雪次郎の生活に興味津々です。初恋云々ではなく、純粋に観察対象としていそうで、そんな夕見子に雪次郎はこう返します。

「芝居とバイトだけだよ……」

「こやつめ、ハハハ! まさか雪次郎がこのような親不孝をするとはのう!」

しかも、訛っていると指摘します。
雪次郎は戸惑いながらも、二人といるとどうしても訛っててしまうというわけです。

あったかいなぁ〜。本作の北海道弁は、ぬくぬくしています。
同郷あるある、道産子はこうでないと。

一方で、なつは探りを入れたい。

「ところで夕見子よ。約束の通り、家に電話はしたであろうな」

「その話を蒸し返すのであれば、話はここまで、帰る」

「待てぇい!」

そして夕見子は話を変えました。
脅迫、そして話題をコロコロ変えることで、尻尾をつかませない軍師の弁舌を使います。めんどくさすぎるだろっ!

雪次郎が翻弄されておるわ

「ところで雪次郎よ。劇団に好きな相手はおるのか?」

口ごもる雪次郎に、なつはこう来ました。

「なんだ、蘭子殿でござったか」

「なんだってなんだよ! 役者として憧れているだけ」

本当にこの「なんだ」がなかなか強烈です。
サイボーグなつという言葉もあるとニュースで見かけましたが、むしろ熱い武将魂もありましょう。

しかし、話題転換と脱線の王者・夕見子はこう切り替えします。

「なつはおらんのか? いるのだな! むむっ、同じ会社に? もしやあの踊っていた中におるとな?」

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「なんと、あのいっきゅうさんでござったか!」

どういうことなんだよ、おい。
知恵と頭脳を相手を追い詰めるために使う、夕見子がおそろしすぎるわ!

「好きな人いるのぉ〜」
「やだぁ〜もぉ〜❤︎」
的な、そういうめんこさがなさすぎです。

「左様なことを申すのであれば、それがしも帰らせてもらおう!」

なつ、キレおった。それからこう来る。

「今は……そのぅ、絵で繋がっている人がいればそれでよいのだ!」

「それはダメだよ。天陽は人の旦那だ」

「むむむ……」

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天陽ではないのか、傷口に塩を塗ったのかと一応気遣われるどころか、むしろ傷口に思い切り辛子を塗り込んだ後のような気がします。
凄まじい乱世ですね。

「では、これからいかがいたす?」

ここで、なつによってさらりと話題を切り替えられます。

「これからとはどういうことだ!」

夕見子が動揺しますが、今日のことだと訂正。

「映画、それしかねえべ! 休みの日は映画だ!」

雪次郎が元気よくそう言い切るのでした。

楽しい道産子トリオではあるのですが、なかなか厳しいやりとりもあります。

メンタルが弱い人だと、ついていけないかもしれない。
そんな会話ではありました。
※あっけらかんとズバズバもの言う北海道水準かも……という指摘もあります

映画館では静かにしよう

映画館では、洋画がかかっておりました。

本作って、西部劇といい、こういう映画といい、一から撮っているあたりに気合と予算を感じます。
見る側の顔のアップだけでも処理できますからねぇ。

「君の瞳に入国する」

この映画のモデルは『カサブランカ』(1942年)でしょう。

こういうモデルを詮索することも、楽しいでしょうね。

でも、作る側は大変ですよ。
雪次郎がいちいちセリフを読むものだから、手抜きできません。当時のハリウッドぽいセリフを書くわけですから、楽しいながらも大変なはず。

楽しみながら、汗をかいて作っていることがわかる――ハイカロリーなドラマ。

雪次郎が映画を観る理由は、ここにありました。
字幕と口の動きにあわせて、セリフを読んでいるわけです。うーん、迷惑だなっ!

※マナーは守ろうね!

なつは勉強熱心だ、努力をしていると褒めますが、夕見子はこれです。

「うるさいのぉ、ぶつぶつ気持ち悪いわい。迷惑だ」

容赦がなさ過ぎるでしょ。まぁ、これが夕見子だけど。

【理想の夕見子と現実の軍師】

 

「声優失敗? ショックでしょ?」
→期待するだけ無駄ァ!

 

「芝居とバイト漬け? 体は大丈夫? 何か作ろうか?」
→それも無駄無駄ァ!

 

「まさか雪月を捨てるなんて……心細くない?」
→たいした親不孝だなクククッ!

 

「私に美味しいお菓子を作る約束は?」
→覚えていると期待するだけ無駄無駄無駄ァ!

 

「字幕を見てそんなに熱心に取り組むのね」
→やかましいッ! うっおとしいぜッ!!

※期待するだけ無駄無駄無駄ァ!

雪次郎……大丈夫か?

さっちゃんは待てませんでした

映画のあとは、川村屋でランチです。

野上になつが、夕見子を紹介。
姉か妹かと聞かれて、夕見子はこう答えます。

「なぁに、双子でござるよ、わははははは!」
※続きは次ページへ

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