今朝も、秋らしく冷え込みましたなぁ。
鈴の【ブケムスメプログラム】も朝から発動していて、結婚に反対モードです。
このドラマは、なぜ、考えていることを誰かにぶちまけないと表明できない、
【ファミコンRPG8bitクソゲーシステム】
を採用しているんでしょうかね。
鈴トークは、いつも同じ調子でワーワー騒ぐ子供たちと、同じ服同じポーズでキャンバスに向かう忠彦を背景に行われます。
いつも同じ動き。
いつも同じキャラ。
まるで安っぽいプログラムではないですか。
それにしても、鈴はじめ全体的にノーテンキすぎやしませんか。
憲兵がらみなら、もっと深刻になってもよさそうなところなのに、牧が出たり、缶詰餌付け男が盗難缶詰の話をしたりすると、コミカルなBGMが流れるし。
戦時中の苦難を、8bitのしょうもないギャグとBGMで誤魔化すつもりまんまんで、見ていて辛い。
「わかりませーん、しりませーん」
鈴さんがこれまた大仰に言いますけど、私もそう言いたいくらいです。
【15話の視聴率は22.8%でした】
世良は「しんゆーなんでしょっ!」
そして今日も、フロント係が私語をしまくる高級ホテル。
本当にありえないなぁ。
高級ホテルのフロントだと威張ってたくせに、おしゃべりばっかりじゃん。バックヤードでやりなさいよ。
なんて思っていたら、ここに世良が来ます。わざとらしいほどのリアクションで。
立花(まんぷくモデル→安藤百福)と親友とかなんとか、面倒なヤツです。客なので追い返すことはできませんけど。
にしても福子(まんぷく立花福子モデル→安藤仁子)が立花の横流しについてペラペラ喋り出すのがなぁ。
やっぱりプログラムちゅうか、演技指導がぶっ壊れているとしか思えない。
オーバーアクションで見ていて辛いのです。
「立花くんが横長しぃい!!」
うん、もはや見ることそのものがかなりの苦行ですわ。
このあと、ホテルの裏できゃんきゃん声福子ちゃんが、立花さんを助けてくださぁいと頼みます。
頼むしかできない、このおばかさん♪
世良に向かっては
「しんゆーなんでしょっ!」
とひたすら追い詰めます。
いやいや、親友だからって助けられるもんじゃないでしょ?
あるいは軍部に話の通じそうな人を探したり出来んのですか。
せっかくホテル勤めなんだし、顧客にそういう人いたりしないの?
まぁ、そんなこたぁ無理ですな。
本作の女は無能でうるさい、男に頼るしかできない存在。福子はその中でも極め付けのおばかさんです。
サラサラヘアーの憲兵は、むしろジェントル
このあと、立花が憲兵に捕まっている描写へ。
憲兵がむしろジェントルだし、サラサラヘアーですわ。
ハンストしても強制的に食わせないで、『死んじゃうかも……』って心配するあたり、なんなんだよ。
いくら共犯者がいるかもしれない、って疑念があるにせよ、どこまでお人好しなんだ。
ちなみに映画『アンブロークン』では、ビジュアル系日本軍将校が、主人公をいたぶりつつ、実はお友達になりたいというヤンデレ好意をにじませています。
まぁ、あれはそういう話なので。
今回は、別にそういう流れじゃないですよね?
憲兵が立花にうっとり、って流れじゃないですよね?
もうさ。
いたぶられて横になる長谷川博己さんが見たい層へのアピール程度にしか思えない、そういうレベルです。
時代劇におけるくノ一入浴シーンレベルの存在意義だわ。
『硫黄島からの手紙』あたりの憲兵描写と比べると、心の底から情けなくなって来ます。
国内でも『この世界の片隅に』のような、近年の力作があるでしょうに。
そういえば、『夕凪の街 桜の国』や『この世界の片隅に』のヒロインと福子は同世代だというご指摘を受け、改めてぐったりしました。
まぁ『はだしのゲン』の英子ねえちゃんや勝子と比較しても福子の方が幼いですよね。
戦時中ヒロインで精神的に同じくらいに見えるのが、『火垂るの墓』の節子あたりの気がします。だ・か・ら、どういうことだってば!
立花いなくてもどうでもエエ
どういうことかって、まぁ、お似合いのカップルかもしれません。
立花もどんどん無能疑惑が湧いて来ます。
カッコつけて、
「僕はやっていない!」
を繰り返すばかり。憲兵相手に何をスカしているんでしょうか。無実の根拠をなぜ並べない?
世良は加地谷のところに向かい「立花不在は大打撃でしょ」と嫌味たらしく言います。
それに対し、もう新製品どころじゃないから立花いなくてもどうでもエエと返す加地谷。
ここで、まだ出征していない社員・竹ノ原が、立花はやってない、と庇うのですが、根拠が人間性だけなんですよね。
どいつもこいつも絶望的。
人格擁護以外の理由を探してくればよいではないですか。なぜ、そんな基本的なコトに思いが回らない?
脳内でベネディクト・カンバーバッチ扮するシャーロック・ホームズが、ダメ出ししまくるわ。
まぁ、どうせ、ゲス世良周辺の真犯人が金曜日か土曜日ぐらいに自滅して、カップルが成立するんでしょ。
それまでしょうもないことをダラダラ繰り返すんでしょ。
わかってんだ、んなことは。
ここでまた、福子が世良に頼む場面です。
なぜ同じことを、15分という枠で二度繰り返す?
「親友って言うけど一緒にラーメン食べただけや!」という、世良のくだらないセリフまで同じ。
このあと、福子が頭をぽりぽりします。
またまた接客業では絶対やったらいかん仕草。髪の毛とフケが落ちる、最低最悪のクセです。
接客業ではないにしても、誰かの見ている前でこんなに頭をぽりぽりする大人はちょっとどうかと言われます。
漫画をそのまんま持って来たとしか思えない悪癖を、ヒロインの特徴にしてしまうあたり、絶望的なセンスを感じます。
はいはい、真一さんが亡くなるんですね
このあと、忠彦のもとへ、坊主ではない真一が来ます。
『わろてんか』でも散々ツッコミましたけど……。
戦時中の兵士役をするのに、ロン毛のままって舐めてません? その程度の気持ちでよくあの戦争を描けますよね。
現代モノでは、障害や災害を扱うだけで、
「不謹慎!」
「被災者や障害者を侮辱した!」
「ふざけている!」
という声が出て来ますけれども、時代モノとなると途端にスルー。
日本史上最大と言えるほどの災害である関東大震災、そして太平洋戦争を舐め腐っているとしか思えない描写を出しても、スルーされがちなのが不思議でたまりません。
まぁ、私はスルーしませんけど。
真一は、咲の病室にあった桜の絵を、出征する間、忠彦に預かってくれと言いに来ます。
あぁ、今後の展開読めました。
・真一戦死
・空襲の中、絵が不自然状況で残る
・大仰なBGMと臭いセリフとともに「咲ねえちゃーん」「真一さーん」「きっと守ってくれたんやね」と感動させようとする
コレ当たったら、Amazonギフト券でも貰えへん?
って、ほとんどの視聴者さんも予感してますかね。
立花さん拷問シーンに黄色い悲鳴をあげる方は、アニメやマンガの登場人物に対するキャラ萌え、特定の状況に対するシチュ萌え視点で喜ばれているのではないんでしょうか
そういう視点で見ると、容姿端麗で内面皆無の立花さんは、見る側の妄想を邪魔しない優秀な題材なんだろうと思います
武者様が度々指摘される「生まれてすぐにセクシー」と本質は似たようなものでしょうか?
いつも興味深くレビュー拝読しております。
「半分、青い」のときは本編とともにこちらのレビューからも
元気をいただいてました。
本作は諸般の理由でもう見ないと決めたものの職場の都合で
話の筋だけしばらく押さえる必要があり、こちらのレビューを
引き続き読ませていただいてます。
本編を見てないのでドラマを批評できる立場ではないのですが、
武者さんやコメントの酷評ぶりにふと、某SNSの反省会タグは
さぞ炎上してるのではないかと興味がわいたのです。
そこで興味本位でタグを見たところ、見なければよかった…と
思いました。そのタグは「拷問されるキャラに萌えたことを
反省する会」になっていたのです。このコメントを書いてる今も
まだ、信じられないのですが…
心身を痛めつけられる他者の姿を見て性的快感や興奮を覚えるという、
一種の精神病理(性的サディズム)を抱えた方々がこの世に一定数存在しているのは
事実なのでしょうが、まさか、朝ドラがそうした一群の性的嗜好を
満足させるつくりになっているとは… 本当に信じられないです。
混乱しつつ半日ほど考えて思ったのは、
国家権力による拷問の描写がテキトーすぎて、視聴者側に拷問の不条理さへの
まっとうな怒りを覚えさせることに失敗しているのではないかというのが、ひとつ。
実際の演技や演出を見てないのでなんとも言えませんが。
あとは、武者さんが「半分、青い」総評で指摘された「半分、青い」アンチのひとたち
(生きづらさを抱えたキャラたちを情け容赦なく攻撃する一群)であれば、
「弱者が権力に叩かれる」シーンから「快感や恍惚」の感情が喚起されるというのも
あり得るのかなあ、というのがひとつ。まったく、そういう精神構造には共感できませんが…
このようなドラマを毎日批評されるのもご苦労が多いことと思います。
おからだにお気をつけて、無理をなさらずホドホドにがんばってくださいね。
ですよね。ぬるいですよね。
いつまでこのくだりやるんですかね。
何日またがんねんですわー
そしてこれこそがTHE朝ドラなんですかね?うんざりしてきました(笑)
時計代わりにチョイ見しただけで
ダメさがわかる。かなりひどい。
でも、Twitter上では、えらく大絶賛
なんですよね。
なんなんだ?
うーん、今日の内容もひどいものでしたね。
武者さんもおっしゃってましたが、せめて福子が差し入れを持ち込む場面があるだけでも、多少は印象が変わると思うんですがねぇ。
そうたいしたモノは必要ないですよね。
例えば握り飯とか。
昭和17年の春?ですから、すでに白米は手に入りにくい状況になりつつあったはずです。
で、憲兵から渡された差し入れの包みを開いて出てきた握り飯を立花が見て、
「僕なんかのために・・・」
とか言って涙を流す。
福子がなけなしの米を炊いて握り飯を握る場面も挿入しながら。
ま、この作品では、当時の食糧事情について何も描いてませんから無理でしょうがねw