エエ場面用BGMがシャカシャカ頑張ってるね
世良のクエストクリアは、まだちょっと先ですね。
釈放された立花と福子が再開するイベントムービーを見なければなりません。
はぁ〜、スキップボタンがあれば飛ばすやつだわ。
まぁ、ともかく二人の再会ですわ。
「こんなになって」
「ほんまにな」
「生きて会えるとは思えませんでした」
うん、感動すべき場面でしょうね。エエ場面用BGMもシャカシャカと頑張っています。
私はそれ以上に、わざとらしいほどよろめく立花の動きに興ざめです。
『これがいたぶられお色気ってやつ?』
という思いしか湧いてきません。
私には、拷問されて歩行困難になった人に対して色気を感じる感覚はありませんので、よくわからないのです。
なぜ福子は、ここまで受け身で無能なの?
そして一週間が経過。
立花はすっかり綺麗な顔になっております。このわざとらしさがなー。
やっぱり憲兵が、
「これ以上殴ると、立花被虐セクシーを超えてしまう」
と思いつつ拷問したんじゃないのかと思ってしまいます。演出と演技指導があざとくてアカン。
ここで世良が、丁寧に説明します。
加地谷が共犯者の憲兵を置き去りにして逃げた、と。
何がビックリしたって、あの一張羅白いスーツを加地谷が辞めたことくらいかな。
シレッと悪役になって戻ってくるかもしれませんが、正直これ以上見たいとも思いません。これで彼が退場ならば、ちょっと嬉しいくらいです。
世良にお礼を言うところで、また一緒にラーメン食べたから親友だよアピール。
だから、しつこいって、そのセリフ。
そして世良、三田村にクエスト依頼したのは福子だと明かします。
さらには「頼むだけなら誰にでもできる」と言う世良のセリフに頷いてしまいます。
本当に本作はどうしちゃったの?
ここは、ヒロインが危険を顧みず、機転を利かせて助けてこそ、見せ場になるのでは?
にもかかわらず……。
・三田村に頼むことを思いついたのは保科
・動いたのは世良。
なぜ福子は、ここまで受け身で無能なの?
答えは次の場面。
無能極まりない福子ですが、母親の反対を押し切って立花に弁当を届けることだけはできるようです。
そして次のクエストボスは私だと、鈴さんが主張。
また【ブケムスメプログラム】をアピールしております。
脚本家さんやスタッフの全力だとは思えない……
正直、本作を【ファミコンRPG8bitクソゲーシステム】というのは言い過ぎかと思っておりました。
しかし、今日のボタン連打クリアで、それも仕方ないと確信しました。
『花燃ゆ』のヒロインを【死を呼ぶマネージャー毒おにぎり女】と呼んだ時もやり過ぎかなあ、と思ったんですけど、結局、続きを見ているうちに全く後悔しなくなったんですよね。
本作を見ていると、何度も脳裏にチラつく『花燃ゆ』。
今日、その理由がわかりました。
松坂慶子さんのオーバーな演技だけじゃないんですな。
それは、脚本を書いている側がものすごく納得できていない感があることです。
加地谷の「アメリカとイギリス相手に戦争して勝てないことくらい、相手の国を知っていたらわかるわ」
(※開戦時、ナレーションでは日本人は誰もが勝てると思っていたと説明しておりましたよね。で、私が突っ込みました)
世良の「頼むだけなら誰でもできる」
このへん、私がすでに突っ込んでいたことや、突っ込むことと一致するんです。
もちろん私の読みが鋭いとかそんなんではなく、とにかく【脚本家さんやスタッフの全力】だと思えないのが問題なのです。
本作は「戦術」ではなく「戦略」ミスがあると以前指摘しましたが、これはもう確信に変わっております。
おかしな視聴者ニーズを読み間違えて、ドツボにはまっておりませんか?
視聴者のニーズを読むのも大事ですけど、やり過ぎてもいかんでしょ。
立花セクシー拷問やら、福子ちゃんのおねだり仕草を見ていると、そのあたりだけは達人レベルだとわかります。
でも、それだけじゃダメでしょっ!
※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください
※『あさが来た』も『べっぴんさん』もU-NEXTならスグ見れる!
『半分、青い。』全話ほか多数の朝ドラ・大河作品も視聴できますよ。
スマホでもOKです。
↓
文:武者震之助
絵:小久ヒロ
以下は、まんぷくモデル安藤百福氏の生涯です。
わろてんかはそれでも、
吉本せいさん、小林一三さんをモチーフにして描く
としていたから一線があったけど、
今回は安藤さん夫妻をモデルそれもかなりの伝記っぽく
って感じの触れ込みだからひどい。
日清食品から制作放映の中止を強行されてもしょうがない。
>まぁ、ともかう二人の再会ですわ。
お疲れ様です。
ご自愛くださいませ。
今日の回を見て、私も視聴者を馬鹿にした作りだなと感じました。
うまくいえませんが、「朝ドラ視聴者にはこのくらいでいいだろう」という手抜き感。
何より、このドラマは女性の頭の中には恋愛ごとしかないようで、これまで朝ドラで描かれてきた困難に立ち向かい生きる女性像がガラガラと崩壊していくようで悲しいです。
なぜこのように自分のない主人公にしてしまったのでしょう。朝ドラファンとして、本当に悲しいです。
Twitterの感想はあまり読んだことがないのですが、「面白い」「素晴らしい」「満足」の中にはクレイジーな前作アンチがかなりの数おられるのではないかと推察します。このような絶賛は「まんぷく」にとってはむしろ迷惑な話ではないかと思えるのですが。
大阪商工会議所の三田村【会長】。
普通、商工会議所のトップは【会頭】なんだけど
これはフィクションだからってことかな。
ちなみに大阪商工会議所の初代会頭は
『あさが来た』の五代友厚。
昭和17年頃の会頭は13代片岡安氏ですね。
いつもレビューをお届けくださり、ありがとうございます。
私は本日の回をみて、スタッフは全力で確信を持って、(ボタン連打でもクリアできる)「わかりやすさ」「゛優しい゛世界」を描き、「゛重すぎない゛朝のひととき」をお届けしようとしているのだなとの確信をもちました。
「頼むだけなら誰でも出来る」等の突っ込み台詞は、突っ込まずにはおれない人びとへの、「分かっててわざとやっているんだよ、そのくらい分かるでしょ」というエクスキューズなのでしょう。
全力で「視聴者のニーズ」に応えて、何を犠牲にしても「わかりやすさ」(ボタン連打でクリアできるレベル)を保つことを重視しているものと思われます。
それにしても、今日は実にやりすぎでした。
「ボタン連打クリアって的確すぎる表現!!」と、変な喜びまで浮かんでしまいました。
制作側が意図してあのストーリーを作っている以上、何かその裏を読んで読み取ることの出来るような仕掛けがあるのかどうなのか…。
もし何の仕掛けもないなら、視聴者がバカにされすぎじゃないか、と憤りも感じたりしますが、Twitterの感想をみると素直に何の含みもなさそうに「面白い」「満足」などの感想が多数みられ、目眩がしております。
武者様のレビューが楽しみなので、「まんぷく」引き続き視聴したいと思っております。