まんぷく 37話 感想あらすじ視聴率(11/12) 台湾ルーツ削除問題が表面化しつつある

ガバガバ計画で製塩許可が降りた

はい、ようやく本編です。

今週は、あのガバガバ計画で製塩許可が降りたところからスタート。

思わず喜び、ビーチハグする立花夫妻が描かれます。
こういうスキンシップ、この世代は堂々と人前でやるもんかな?という疑問が湧いてきます。

でも、これでエエんかなぁ。
大事なサービスシーンですよね?
本作は、ハセヒロセクシービームで視聴者のハートを掴まないといけない。

そして今週も【ブケムスメプログラム】はバグ満載です。

孫まで頑張っているのに、文句たらたら。
鈴さんって、忠彦の実家仕送り停滞だけで孫が可愛らしくないのか?と言う割には、自分だって孫思いじゃないという、スーパー自己中心主義を貫いております。

これが武士で『信長の野望』に出てきたら、秒速処断やむなしですな。

売上確定前にデザートで前祝い

写真撮影というダラダラした時間稼ぎが挟まり、ボタン連打で世良登場!

せら「てっぱん から しおをつくるとは! すごいぞ」

たちばな「880キロ つくることが できています」

せら「のうひん して やろう」

このヤリトリをそのまま通す本作、正気なのかな?

立花(まんぷくモデル安藤百福)って、塩の認可を取りに行かせるのは福子(まんぷく立花福子モデル安藤仁子)任せ。
売りに持って行かせるのも世良任せ。

無責任だし、うっすらと常に偉そうだし、感謝と反省が足りないのはむしろお前だろ、と言いたくなってきます。

このあとの展開も意味不明です。
全てが投げっぱなしなのに、ナゼか売り上げが3千円になるということはきっちり理解しています。

そういうもんなの?
いや、立花が塩を売るシステムとか、値段がつく仕組みとか、理解をしたようにも思えないのです。

もし、それよりも安くなったら……なんて心配もなく、デザートの大福で前祝いまでしちゃってますしね。おいおいw
フツーは売り上げ確定してからでしょ!

というか、ですね。
ハナ夫妻への借金を返すことが先決では?

その心配の一言すらなく、まるで考えているとも思えない。儲かったらエエもんたらふく食いたいとダラダラです。

お得意の盗電、もとい照明技術で明るくすればいいのに

タカのマドンナ扱いも、大変不愉快です。

こういう若い肉体労働者がワラワラ群がるって、怖いでしょうよ。
鈴が邪魔して番犬扱いされておりますが、この状況で心配していないような福子の方がむしろおかしい。

そして結果、売り上げが1500円だったと判明。
この前に世良が3千円受け取っておりますから、中抜きされているわけです。

3千円だと思ったら半分の1500円という設定になるのも、笑えてきます。

端数なんて難しい要素を出したら視聴者様の理解力では追いつけないとか思ってる?
極めて親切設計をしてくださるんですねえって、バカにしてんの?

1,500円という法外な手数料。
世良の泥棒行為もしょーもないですが、重たい塩を運んで役所と交渉した彼にさして礼も言わず、キレて机バシッとして消えてゆく立花も見ちゃいられない。

だって、この時点では、売上を中抜きされたことを知らないワケですよね?
だったら礼が先にくるべき。

そんでもって、腹の奥底で怒りを堪えつつ、売り上げの一部を渡して働く人々や鈴、福子に謝る。
経営者ならそれぐらいやるんじゃないの?

それを、俺の塩は最高なのにおかしいとブーたれて、福子の励ましを待つだけ。

「照明が暗くて塩の色がわからない!!」

って、なんだそりゃw
キレっぷりが見苦しい。お得意の盗電、もとい照明技術で明るくすればいいのに。

福子には「内助の功」が全く期待できない

ここで若い衆が、茶色い塩を混ぜていたと泣き出します。
世良に「塩を買い叩かれた」原因とされたワケですが、いや、もう、バカバカしくて笑えて来ます。

問題は立花ですよ。

基本こういう感じなんですか?
そんなもん最終責任者として品質管理をしなかった自分が悪いだけです。

価格に納得できないなら、世良に投げっぱなしにしないで、売る時に見ていればよいだけ。
ましてや初の納品なんですから、つぶさに役所と話を詰めてしかるべきでしょうに。

勝てない時は責任転嫁せず、まず己の不徳を探る――それが総大将でしょ!!

結局、周囲に任せきりにして、責任者たる責務を果たさなかった立花が無能なだけってことなんです。
福子もおかしい。
本来の「内助の功」というのは、そういう夫の至らなさを指摘して、改善を促すものです。
前田利家とまつ、山内一豊と千代、そういう関係性でしょ。

それが本作だと、おにぎりマネージャーですからね。
キンキンした裏声ではしゃぎ、おにぎりを握る幼稚な女なんて、「内助の功」にはなれない。賢妻要素がカケラもない。

この後、ユル〜い喧嘩のお作法で若い衆がトラブルを起こします。

本作はこういうことばっかりするつもりなんだろうなぁ。
そもそも立花夫妻が無能かつゲスなのに、悪いことは周囲のせいですと言い張るようで。

問題のすり替えやないですか。

※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください

※『まんぷく』がU-NEXTならスグ見れる!
他にも多数の朝ドラ・大河作品も視聴できます(時期によって対象番組が異なりますのでご注意を)。

スマホでもOKです。

文:武者震之助
絵:小久ヒロ

まんぷくモデル安藤百福の生涯96年をスッキリ解説! 日清食品の誕生物語

ラーメンの歴史は明治維新後にスタート~日本の歴史と歩み、世界の食となるまで

 

11 Comments

もうまんぷく

前の方へ。私のコメントは本文に対するものではなく、前コメントに対するものですよー。武者さんは、決して単純ではありませんし、根拠無く決め付ける方ではありません(これも対コメント欄です)。分かりやすいようにハッキリ反論し過ぎたかもしれません、私も決め付けではないつもりです。でも、気分を害した女子がいらしたら申し訳ありませんでした。

孤独の胃弱

>匿名氏さま
ご指摘ありがとうございます。社会の抑圧構造と『半分、青い』のインパクト、それに対するリアクションの理解が深まりました。

武者さんやサイト運営者の方が、作品に対する態度を批判することがあっても、他者の人格を傷つけたり差別的に扱わないよう、大変な注意を払って発言していらっしゃると理解し、また自分もこうあらねばと尊敬しています。

今回の、前作アンチの方々を「ひがみ根性の女に違いない」とか「意志ある女性を生意気と叩きたい時代錯誤の男だ」とか決めてかかるのは、ちょっと危険と思われます、という文章は、先に投稿された方のコメントに対し感じたことを書いたものです。下記に引用します。

かなたさま
>ところで、前作アンチ類型を残念人生な中年女性あたりに設定してらっしゃるのではと時々感じるんですが、
ぼくらは実力も展望もないことに気づいたホコリまみれ低凡人生な中高年男性多数と確信し、
その情けない遠吠えを楽しんで(憂いて)ます。

もうまんぷくさま
>反半分青いの書き込みは、間違いなく女性ですね。

どちらも武者さんのレビュー本文を受けての意見でしたので、名指しを控えて、一般的な議論として投稿させていただきました。

社会から抑圧されている人間が、抑圧から逸脱しようとする人間を押さえつけようとする。本当に悲しい行為です。しかしこの社会に抑圧されずに生きている人間などいるのでしょうか?世捨て人にでもならない限り、程度の差こそあれ社会を構成する全ての人が構成員であるがゆえに、何らかの抑圧を受けるのではないでしょうか?彼らも、私も、ここに集まる皆さんも。

たぶん世の中がどんなに成熟しても、抑圧や課題はゼロにならない気がするんです。

だとすれば、私たちはファン・アンチ関係なく本来マウントを取り合う相手ではないのです。蔑んだり憐れんだりする以外の関係性を築けるはずなのです。(憐れむ、というのが厄介で、優しさのつもりで他人を下に見て優越感に浸ってしまう恐れが常にあります。自己チェックすごく必要…)

なんだか取り留めのない長文になってしまいました。未熟者がお目汚しを失礼しましたm(__)m

匿名氏

孤独の胃弱さんの、
>前作アンチの方々を「ひがみ根性の女に違いない」とか「意志ある女性を生意気と叩きたい時代錯誤の男だ」とか決めてかかるのは、ちょっと危険と思われます。
というコメントを拝見しまして私の思うところを書かせていただきます。

私は、前作と今作で上記のようなことを論じている人々が指摘していることは、それらのもっと根っこの部分だと考えています。
それは、その人々の人格に「ひがみ根性」だとか「生意気と叩きたい時代錯誤」を生じさせてしまう、社会構造的な部分です。

おっしゃるとおり「ひがみ根性」とか「生意気と叩きたい」というような言い方をしてしまうと、それは”個人の人格や感情”に対する攻撃のように見えます。
こちらのレビュー冒頭にある、
>女性が社会の抑圧を壊すような作品に対して、“今まで自分が我慢したんだからお前もそうしろ”という嫉妬が働いた。
という部分の「嫉妬」も同様です。

しかし、この「嫉妬」こそ私は「社会の抑圧」そのものであると考えます。
「ひがみ根性」「生意気と叩きたい」も、すべて「社会的に抑圧する」という言葉にそのまま置き換えられませんか?
根深い抑圧の構造が、単純な”個人の人格や感情”のかたちに姿を変えてそこに存在しているのを感じます。
保守的な規範意識がすべて悪ということではありません。ただ、そういう方々はそこをアイデンティティの拠り所としてしまっていると思います。だから、構造と人格の混同が起きるのではないでしょうか。あくまでも浅はかな私個人的な考えですが。

彼らが押さえつけようとしているものは「社会の抑圧を壊す」存在です。つまりは、彼ら自身も抑圧の中にいるわけです。つまり、出ていこうとする他人の首に縄をかけ、その縄の先を自らの首にもかけているのです。私はこれは本当にかなしい姿だと思います。

匿名

武者さま、デイリー復活ありがとうございます。
私は、前作をとても楽しく視聴し、まんぷくも放送前はとても楽しみにしていたのですが、開始早々から違和感を感じていました。回を重ねるごとに、不愉快さが増してきたのです。
それなのにネットには溢れんばかりの絶賛のコメントが溢れ、自分が面白く思えない感覚がおかしいのかと不安になっていたところに、こちらのサイトにたどり着きました。
半分、青いはとても楽しく視聴していましたが、信者と言われちゃうんでしょうかね。
まんぷく開始から1ヶ月以上経つのに、まんぷくを絶賛しながら半分、青いを衰えることなく攻撃し続けるのを見るにつけ、武者さまのご意見にも頷きながら、私の考えを書かせていただきます。

キーワードは「より子」です。
アンチの方たちが唯一擁護する対象はより子だということに気がつくと、ひとつの人物像が浮かびます。
全てがそうだとはもちろん言いません。あくまで一つです。
より子の登場シーンはけっして多くはないけれど、そのわずかなシーンから想像できるより子に、自分が重なって見えた人が、自分のことを批判とか非難とか否定とかされているように過剰に感じてしまったのではないかと思うのです。
子どもや夫の学歴や職業を自分のステータスとしていて、自分自身のアイデンティティーを他者に依存しているタイプの女性。
結婚相手に求めるものとして、学歴や職業にこだわるのは当然で、子どもの受験の成功は自分の成功で、夫の出世も自分の手柄。
出身校や勤め先・職業が個人の価値を決めると考え、挫折=負けだと信じている。
自分自身の価値観が正しいと信じて、それ以外は理解しようとすらしない不寛容。
より子に自分が重なって見えたことで、より子を嫌な女に書いた脚本家とより子の対極の人物である鈴愛を敵として認識したのでしょう。
敵として認識したからには、勝たなければならない。マウンティングせずにはいられない彼らがてにした武器は、一見非の打ち所がないように見えた王道の朝ドラであるまんぷく。ところが蓋を開けてみれば、金メッキの張りぼてだった。
今さら退けないから的はずれな攻撃を続けて、張りぼてで虚勢を張るしかないのでしょう。

そういえば、漫画家編でも、噛みついてる漫画家がいたけど、自分の知らないやり方以外の方がいるって想像すらできない姿勢に幻滅しました。

視野の狭さがまんぷくを楽しく見せているのでしょうかね。

とりあえず、私には「半分、青い」が面白かったから「まんぷく」が面白くないという評価をする、という発想はないです。

面白いものは面白いし、つまらないものはつまらない。
まんぷくは私にはつまらない、ということです。

匿名

武者氏の中では単純に
「まんぷくファン=半青アンチ」
「半青ファン=まんぷくアンチ」
という対立軸でもあるのか?
全員が全員そうじゃないですよね。

「まんぷくも半青も好き」
「まんぷくも半青も好きじゃない」
という意見の方々が置き去りになっている。

孤独の胃弱

武者さん、デイリー復活ありがとうございます!ですが体調などご自愛くださいませね!

前作アンチの方々を「ひがみ根性の女に違いない」とか「意志ある女性を生意気と叩きたい時代錯誤の男だ」とか決めてかかるのは、ちょっと危険と思われます。下手を打つと、発言如何で相手の人格を否定したり性差別したりする不寛容な方たちと、同じ穴の狢っぽくなっちゃいますから。

私自身もこちらに投稿させていただいたコメントに噛みつかれたことがありますので、どういう人なんだろうなぁと想像することはありますけれど。正直イラッとするし、論点のずれた非難が多くて困惑しますよね。

私たちにできることは、感想を持つに至った根拠を論理的に示すこと。どんな感想を持つかは自由で、他人にどうこう言われたり、ましてや人格否定されるのはお門違いであること。このサイトはあくまで作品に対し議論する場だと何度でも伝えることと思います。注意深く、同じ土俵には上がらぬようにしなくては。

kiki

武者さま、毎日のコメント復活、感謝致します!とても嬉しいです。そして今日の記事、大変面白く読ませて頂きました。
ご指摘の通り前作アンチさんの絶賛コメントには特徴があると思います。具体的な理由のない賞賛の言葉、特に「安心して見れる」「王道の朝ドラ」「ほっこり」「脚本が素晴らしい」、極め付きは「前作で傷ついた心が癒される」etc.で、つまり別に「まんぷく」が好きでなくても、極論すれば全く見ていなくても書けるコメントです。その方々にとっては「半分、青い」を貶すのが目的なので、別に「まんぷく」に価値を見いだす必要はないのだと思います。
不可解なのは多くの方が「半分、青い」を見るのを止めなかったことで、「心が傷つく」「トラウマになる」ほど嫌いなドラマを最後まで見続け、罵詈雑言を浴びせ続け(放映終了後も)、さらにもしかしたら好きでもない「まんぷく」を前作を貶すために見続けるという、どうしたらそこまで自虐的で無意味な努力ができるのか、普通の人間にはわからないことです。
投稿されている場所によってはIDが被るので、そこまで不思議な方はたくさんはおられないと思いますが、実際はどのような方なのか、皆様の想像も興味深く読ませて頂いています。

(*^◯^*)コメントを残してもいいんだ!

始めから台湾設定にすりゃ、萬平養子にする事で辻褄が合ってたんだろうにね。
設定がガバガバ過ぎて、プープーTVさんに「一分で語れる朝ドラ『まんぷく』」を企画リクエストしてもいいぐらいですわ・・・
(純と愛の動画がその通り過ぎてお茶吹いたwww)

もうまんぷく

当初は怒りの感情から来た、駄作への突っ込み、ダメ出しが、呆れ果てて今は痛快に感じるようになりました。その方がコメント欄も盛り上がりますしね。先週は少し寂しかったですよ。dailyに戻して頂いて、あーざーす。
反半分青いの書き込みは、間違いなく女性ですね。中年男はスズメの応援者です。嫉妬してるというのはビンゴかもしれません。腑に落ちます。ああ、でもあの半年間は楽しかったなー。毎朝楽しみでした。

かなた

せめて鉄台だけでももっと工夫しろよっ つか誰か魚釣れよっ 料理できるやつおらんのかっ
来る日も来る日も大小ツッコミどころマンテン&マンサイすぎて、
ときどきタイトルがわからなくなってしまいます(笑)

でも… パクれる原作がないとどうしようもない作家さんなんで、どうか勘弁してあげてください。
長州アゲ福島サゲ女性サゲサゲな指令忖度現場なんで、どうか勘弁してあげてください。
ぼくらもぜんぜん精進できてないですけど(照)
あ、制作の在処と制作関係者出身地が一致していないことも、どうか心の片隅に。モデルほどではないけど。

ところで、前作アンチ類型を残念人生な中年女性あたりに設定してらっしゃるのではと時々感じるんですが、
ぼくらは実力も展望もないことに気づいたホコリまみれ低凡人生な中高年男性多数と確信し、
その情けない遠吠えを楽しんで(憂いて)ます。

むんむん

マッサンやダーリンは外国人みたいな作品を期待していた私としては、ガッカリだよ…というのが、感想です。
なんなんでしょうね、ホント。
「俺達の共有財産である女が別の共同体(国)の奴に寝取られたとかあり得ないんですけどぉおぉ!!」
とかいう嫉妬なんでしょうか?
だとしたらどんだけ自然界の掟に忠実なんでしょうか?
はっ!そういえばごく最近(婆ちゃん世代)まで、他所の村に嫁に行く人間が出ると「俺達が繁殖できるはずだった母体を一つ、余所者に盗まれた(怒・悔)」と、石を投げたり水をかけたりしていた村があったと聞いたことが…(焦)

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