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ゴールデンカムイアニメ感想あらすじ

ゴールデンカムイ アニメ感想あらすじ 第二期13話「江渡貝くん」

更新日:

第二期の初回となった第13話。
殺人鬼の中でも屈指のヤバイあいつ、剥製師の江渡貝くぅんが登場です!

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フキはおやつだ

本作に春が訪れました。
アシリパから聞いて、フキを生で食べておやつにする杉元です。

フキは和人も食べるものです。
しかし、私はあく抜きと過熱をした上で食べると思っておりましたので、この場面にはそれもありなのか〜!と驚きました。

ここで、アイヌにとっての季節感の説明です。

山菜を取り、保存食を作る役割を果たすのは、女であるというわけです。
冬の間の狩猟は、男の役目。それに対する女の役目ですね。

アシリパは、この役目からはみ出した特殊な、新しいアイヌの女というわけ。

本作は、食べ物に対する新たな目を開かせてくれて、とても為になります。
こういうふうに生きてきた人がいること。それがわかること、とてもよいことです!

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本作のアメリカンホラー的な味わいが光る!

洋館を舞台にして、サブタイトルになっているあの青年が登場します。

『ゴールデンカムイ』の魅力なんて、そりゃ今更語るまでもない話なんですけど……私がグッと来るポイントは知識の量ですね。
創作者としてのインスピレーションや技術も一級品ですけれども、知識もスゴイ。

知識の束で殴ってくる爽快感があります。
単行本の巻末「参考文献」を見るだけで、ゾクゾクしてきます!

アイヌ知識だけではない分野も豊かです。

野田先生、おそらくFBIの捜査関連書籍、殺人鬼ノンフィクション、ホラー映画、S・キングなんて、きっと大好きですよね?

家永はH・H・ホームズ。
江渡貝はジョン・ウェイン・ゲイシーがモデルでしょ!
と、そんな風に特定してニヤニヤする楽しさがあります。

江渡貝と母親の関係は、日本というよりもむしろアメリカ、しかも宗教的な束縛が強いバイブルベルトと呼ばれる地方にありそうな、そんな要素を感じます。

手っ取り早い作品名をあげますと、
T・ハリス『羊たちの沈黙』
S・キングの『キャリー』
ですね。

信心深く、一見するとよい母親。
しかし、我が子からすれば、抑圧的で狂気を帯びた暴君だった!

その親の目にビクついていた子が、ブチギレて血の雨を降らせることになってしまう……そんなアメリカンホラー的な味わいが、この回には詰まっています。
哀愁と狂気、しかしどこか笑えてくる、そんな奥深さがあるんですよね。

演じる内田雄馬さんの声からは、好青年を装う部分、狂気、困惑、安堵、様々な感情が伝わってきます。

江渡貝はどうしようもない男ですが、可哀相でもあるんです。
母の抑圧に苦しみ、彼の狂気ワールドへの理解者が欲しくてたまらなかった。

鶴見は、そういう人の心につけ込む男ですので、うまくスルリとはまりこむわけですな。
猫ちゃんにはしゃぐところ、なんかカワイイし。

この場面、アニメになることで異常性が増していて、いいですね!
お母さんの声も、全部妄想だとはなっ!

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鶴見中尉がわかってくれたァ

ここで鶴見、江渡貝が落とした人皮手袋を渡して、好青年の仮面を剥がそうとします。

鶴見は、炭坑夫の事故死が多い夕張ならば、新鮮な死骸が手に入るはずだと詰め寄るのです。
鶴見が人の皮を加工してくれと頼みこむあたり、ゲイシーやゲイシーをモデルとしたバッファロー・ビル(『羊たちの沈黙』等に出てくる殺人鬼)を思わせます。

そうそう、あいつらは人間の皮を加工して服を作っていたっけ。

鶴見と江渡貝のやりとり、アメリカンホラー的です。
江渡貝が去勢されているところも、この手のホラーではありがちです。

ああいうホラー映画のマッドな母親は、我が子の性的欲求を異常に嫌がるんですよね。日本のホラーとはちょっと毛色が違います。

ただし、あの手のホラーと違う点は、江渡貝が鶴見と和解するところですかね。

そうそう、鶴見は理解するんだよなぁ!
それが出来るのも、死体利用上等な者同士だからなんですけどね。

鶴見の目的は、偽物の刺青人皮作りでした。
そんな二人の異常性に、実はついていけない常識人の月島軍曹。しかし、完全に狂気へと突き進む二階堂は、この異常チームに加わることになります。

月島軍曹……本当にこの一団に属していてよいのですか?

遺体の扱いは、かつてとても軽かっ

ここでこの現場監視をしている月島も、死体泥棒について語っておりました。

かつて、死体の扱いというのはかなりぞんざいでして。
例えば処刑人が、医学発展のために死体を解剖するということはよくありました。

https://bushoojapan.com/scandal/2017/04/23/98358

山田浅右衛門一族は、試し切り用の死体や薬品用の内臓を販売してサイドビジネスにしておりました。

高名な外科医ジョン・ハンターも、医学知識のためならば死体くらい使ってしまえ、という思想で有名です。

https://bushoojapan.com/tomorrow/2015/02/13/42408

※『バーク アンド ヘア』は、解剖用に医学校へ売り飛ばすため、殺人を重ねた実話の映画化作品です

人権意識が今よりずっと薄い時代。
研究のためならば、遺体だってどうにかしちゃえ、という発想があったのです。

この発想は、アイヌの人々を苦しめた問題となり、現在まで残る問題と直。
例えば、北海道大学から、アイヌやウィルタの人骨が段ボール箱に入って発見され、大問題となります(「北大人骨事件」)。

鶴見が語る炭坑夫の死も、なかなか生々しいものです。
明治期の北海道開発や日本各地の炭坑では、今では考えられないほど人命が軽んじられていました。

そういう、国の発展の陰で軽んじられた人命の痛みや苦しみが、『ゴールデンカムイ』の底流に流れている気がするのです。

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