ゴールデンカムイ アニメ感想あらすじ 第二期21話「奇襲の音」

まずはこんなニュースから。
全国紙でも注目されているんですね。

漫画がつなぐアイヌ文化 「ゴールデンカムイ」詳細描写 若者を魅了、料理も人気 – 毎日新聞

一点だけ惜しいところは、声優さんにアイヌネイティブ話者のレギュラーがいないところかな。
難しいとは思いますが、不可能ではなかったと思います。高齢化しているとはいえ、フチもおばあちゃんですしね。

と、そこまで期待してしまうのは、それだけ本作の出来がよいからということでもあります。
出来がよいと、要求も高くなってしまうんですよね。

つまり本作は、現時点でそのくらいしか欠点がない。

尺の都合からエピソードをカットすることはあるものですが、これもうまい範囲内だと感じています。
長編映像化では、どうしたって当たる壁ですから。

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シマフクロウの鳴く村で

今日の舞台は屈斜路湖。
シマフクロウの鳴き声が出てくるわけですけれども、こういうの結構面倒じゃないかな?
よく使われるキジバトの鳴き声と話が違うでしょ?

【参考】日本野鳥の会

本州ではなく北海道のものを用意しなければいけないわけでして。本当に、本作は大変だなとしみじみ感じます。

ここでアシリパが採取してきたのは、ペカンペです。
菱の実のこと。こういう昔ながらの食文化が伝わって来てよいなぁ。

そうそう、人は森の中にある木の実を食べて暮らしてきたんです。
スーパーマーケットで輸入食材まで買える現在だと、忘れがちなんですよね。

で、このペカンペにはもう一つ使い方があると杉元が語ります。

撒き菱です!

アシリパたちがお世話になっているのは、フチの13番目の妹の息子です。
本作のキャラクターデザインは秀逸だとしみじみ思います。アイヌと和人における見た目の差が、きっちりと再現されています。

このあたりについでは、北海道の方から嫌になるような差別的な話も聞いております。
だからといって、そこを避けてはそれはそれでおかしい話ですし、そんなものは差別する和人側の問題です。

妥協せずに、きっちりとアイヌのことを描く。そういう誠意を、キャラクターデザインひとつとっても感じるのです。

さて、こんな平和なコタンを襲ってくる盲目の盗賊団がいると聞かされます。しかも親玉には刺青があるそうです。

その名前は都丹庵士。

刺青人皮囚人には、明らかに日本人とは異なる名前の人物がいます。
カットされてしまった姉畑支遁とか。彼らの名前の由来は、外国人です。姉畑はアーエネスト・シートン。

そしてこの都丹庵士は、盲目のガンマンを演じたトニー・アンソニーではないかと推測されております。

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北海道には火山が多い

硫黄山には、囚人が派遣されていたと白石が語り出します。
吹き出す亜硫酸ガスで、囚人は死亡、あるいは失明してしまうのだと。
半年で閉山されたものの、犬童が再開して囚人を派遣しているという噂なのだとか。

北海道って、火山が多いんですよね。
松前藩が財政難に陥り、シャクシャインが決起するまで持ち込まれたのも、この火山活動に大きな原因があります。

松前藩の歴史はドタバタの連続!? 石高ゼロで蝦夷地を守るハードモード

「北海道胆振東部地震」で、北海道にも地震があるのか!と思った方もいるかもしれません。

あるんですね。
しかも火山地帯であるため、連動することもあります。

明治政府としては、
【火山があるということはすなわち資源が得られる】
として囚人を送り込んだわけです。
こうした囚人や外国人の過酷な労働は、北海道の暗黒史でもあります。

網走監獄(網走刑務所)が過酷だったのはナゼ? ゴールデンカムイと共に歴史を振り返る

人を人とも思わぬ労働をさせていては、世の中が確実に悪化します。
都丹はこうした視力を失った者たちを、配下としたわけです。そんな彼らが襲うのが、アイヌのコタンというのも迷惑な話です。

新月になると動き出す、盲目の盗賊団たち。
新月を待つまでもなく退治しようと提案した杉本は、付近に閉鎖された温泉旅館があると聞き出します。

アシリパは、聞き覚えのない音を聞いて不審がっているのでした。

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明治の盲人たち

このあと、杉元は按摩さんにマッサージをしてもらいます。

杉元の筋肉は柔らかい、大きなトラのようだと按摩は褒めます。これだけ傷だらけになっても死なないと自嘲する杉元に、まだ果たすべき役割があるからだとアシリパは言います。

さて、明治時代というのはなかなか大変な時代でもありまして。

江戸時代以前、盲人は男性の「当道座」、女性の「瞽女座(ごぜざ)」という組織がありました。
最高位の「検校」は小売りで金銭を貸し付けることができるという特典もあったのです。
「座頭市」とは当道座の位「座頭」の市という意味になります。

こうした時代。
盲人は楽器の演奏、按摩といった職業に就いておりました。この按摩も、年齢からして幕末の頃からこの職業に就いていたのでしょう。

明治時代初期になると、盲人の座は廃止されました。
だからといって、盲人がいなくなるわけでは当然ないわけです。明治時代は、江戸以前の福祉システムが幕府支配のものでありで古くさいと廃止される一方で、新たな受け皿整備が後回しにされる、そういう弱者には大変厳しい側面もあったのです。

都丹の率いる盲人強盗団は、まさに明治ならではのもの。そういう側面もあります。

明治時代って実は過酷「通俗道徳」という自己責任論が広まり、安易なノスタルジーは危険です

野郎ども、レギュラーになりたければ全裸になるんだな

はい、このあとは無駄にセクシーな温泉場面です。
特に尾形のけだるげセクシーアピール、ちょっと意味がわからないですね……。

多分これは本作特有のシステムだと思います。
全裸なくして主人公チーム加入なし!(※ただし男性のみ)
のちに、とある人物二名も全裸を披露することで、彼らも主役チームに入ったのだとアピールすることになります。だから本作は、温泉はカットしないッ!(※多分)

杉元らが入浴中、按摩は下駄の音に気をつけろとアシリパに警告します。
下駄ではない、舌を鳴らす音なのだと。

その異音が杉元らの元にも届き、全裸を襲撃されます。
レギュラー陣は全裸で戦わねばならない。
これはのちに、ある人物二名にも待ち受ける試練です。作画担当者も、急所を隠す気遣いが求められて大変だな!!

ま、急所はともかく、忠犬リュウの襲撃で全裸一行は逃げるチャンスを得ます。
銃声を聞きつけたアシリパも、弓矢を持って駆けつけることに。

ここで、温泉でも銃を用意していたのは尾形だけだと、谷垣は言います。またそれで嫌味を言われるとも。
おいおい尾形、そんな嫌味大好きなのぉ?

しかし、そうはいってもよほど腕の立つ狙撃兵でなければ、暗中戦闘は相当不利なはずです。
尾形はどうするのかな?

かすかな灯りを頼りに見事狙撃! 流石です! 全裸だけど。

あと気になると言えば、谷垣股間を隠すキノコですね。こういうタイプは毒だから食べたら駄目だよ。

杉元はアシリパと合流。
明け方まで逃げ切ると語る杉元ですが、相手は嗅覚も優れておりますよ!
そうそう、視覚が利かない相手は、その他五感が異常に発達している。これぞお約束です(続きは次ページへ)。

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※うわぁあああああああ、金カム、見逃してしもたっ><;
って、方はPC・スマホでゴールデンカムイ見放題のFODがありますよ


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3 Comments

ころね

そもそもアイヌ語ネイティブの方はもう80代以上にしかいないそうなので、無理な話ですね。
今はアイヌの方でも意識して学ぶことでしか習得出来ないそうなので。

全裸アピールは今後3人ほどいたような…

むんむん

この作品の場合、アイヌよりも第七師団と網走監獄の風評の方が時々心配になるんですが、どっちもカリスマヒール的な魅力と人気が出てしまったので大丈夫でしょうね、多分?

まめしば

ネイティブさんがいらっしゃらないのは残念ですが、ネイティブかつプロの声優さんでないといけない、という縛りがありますかね。
それでも、出来る限りの努力が見てとれて素晴らしい限りです。

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