ラーメン屋でカップルがぴーちくぱーちく
このあと、ラーメン屋の屋台が出て来ます。
戦後の焼け跡でラーメン屋台を見るところは、のちの重要な伏線のはず。
本作ではその伏線すら満足に扱えないことが判明しました。
日清食品に謝った方がいいんじゃない?
台湾ルーツを削除したうえに、こんな無能夫妻がデートから思いついたもの。それがチキンラーメンですって?
ナゼ、ラーメン屋台が盛況なのか。
そこを考察するわけでもなく、自分たちのデートのことしか思い出せない立花が無能なら。
「おいしぃ〜」と大騒ぎする夫妻揃って、うるさい&無能。
なぜ本作の飲食描写はこんなに不潔感にあふれているのか。福子、また髪の毛タッチしているしさぁ。
「おいしいものを食べることが一番幸せなんですね」
って、自分たちはいつもグルメLIFEをエンジョイしてたから言えるセリフなんですよ。その間、死者が出るほどの飢餓だった日本列島については1ミリも思いは寄せられません。
混雑しているラーメン屋でカップルがぴーちくぱーちくやってたら無性に腹が立つと思うんですけど、立花夫妻は、戦後の屋台でやってるんですから絶句するばかりです。
そんでもって牧と保科の夫妻とも再会。もぅ、アホらしすぎて……。
思わずラーメンをこぼしそうになる福子も、食糧難の時代にあるまじき行為で、なぜ、こんないい歳こいて大仰迷惑なリアクションしかできないのか。
なんかもう、主人公夫妻が、焼け落ちるローマを見ながら楽器弾いていた皇帝レベルのカスに見えて辛いです。
これからも、不潔極まりない演出の中、食品を開発するんですね。うわー。
私の周りがお腹いっぱいならいいのか?
このニュースを見て、本作の戦争の悲惨さを徹底的に排除する心理がなんとなく理解できました。
◆ダルビッシュ、安田純平さんへの「自己責任」批判に反論 「一人の命が助かったのだから、本当に良かった」
一人の命が助かったのだから、自分は本当に良かったなぁと思います。
自己責任なんて身の回りに溢れているわけで、あなたが文句をいう時もそれは無力さからくる自己責任でしょう。皆、無力さと常に対峙しながら生きるわけで。人類助け合って生きればいいと思います。— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) October 25, 2018
私はダルビッシュ選手に賛同します。
ちなみにフランスでは、同じように拘束されたジャーナリストと大統領が面会を果たしています。
要するに、この世界で起きている悲惨なことを伝える人は、勇者であるということです。
そりゃ、無視しようと思えばこの世で起きている悲惨な話なんて、どうでもエエってノホホンとしていられるわけですよ。
悲惨なことに迫る勇気や、誠意ある人がいなければ、伝わらないことってありますよね。
「戦争はありました、人もたくさん死にました。でも、私の周りは、お腹いっぱいで結構楽しく生きていました〜」
それでよいのでしょうか?
苦しんだ人もいたということを、伝えねばならんという、そういう意義もあるわけですよ。
「私の周りがお花畑であればいい、楽しいことだけ見ていればいいの〜」
こういう見方に、私は賛同できないんだよなあ。
というわけで、口直しに戦争を描いた海外ドラマを見ているわけなのでした。
※レビューの過去記事は『まんぷく感想』からお選びください
※『あさが来た』も『べっぴんさん』もU-NEXTならスグ見れる!
『半分、青い。』全話ほか多数の朝ドラ・大河作品も視聴できますよ。
スマホでもOKです。
↓
文:武者震之助
絵:小久ヒロ
以下はジェレミー好き向けのオマケです。
オマケ「目指せ!ジェレミーの道」
実は編集さんと、こんなヤリトリしてまして。
武者「なんかコメント荒れているんですって? あまりにしつこかったら、それなりの対処するってどうですか?データベースでも作ったら面白そう。SNSの悪質投稿にも対抗しようがありますし!」
編集「あまり過激なこと言わないで~。何かあったらスグ『裁判しよう!』と言ってくる代理店さんがおりますんで。記事を読まれたらノリノリでLINEが飛んできますから><;」
※このときの脳内BGM、これな、ゲースロファンならわかるよな?
武者「フフッ裁判ですか……。あっ、でも、そこまで行かないにしても、私、実はジェレミー・クラークソン的な期待を寄せているんですよね!もっと面白みのあるアンチコメント来ませんかね?」
編集「どういう期待ですか?」
武者「これは、私の敬愛するジェレミー・クラークソンが司会者だった『トップ・ギア』で起きた話なんですけどね……」
※以下、動画へ……
モーリス・マリーナはクソ過ぎるという結論に至り、不幸な事故(笑)で燃やしてしまう
↓
モーリス・マリーナ・オーナーズ・クラブ、激怒
↓
ジェレミー:ええと遺憾なことに、モーリス・マリーナ・オーナーズ・クラブの皆様がお怒りになられましてねえ……トップ・ギアはク○喰って死ね!
クラークソンと悪党どもめ、首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑で死ね! それでもなまにゅるい!(too good for them をスペルミスしてto good for themにしていた)
ええと、「なまぬるい」ですよ。細かい点ですけどね。
俺はBBCにメールを送ってやる! 読まなくても気にしない!
まあ、私だって、どんなにイカレポンチな意見であれ、重視すべきだとは思っていますよ。保存のために、モーリス・マリーナ購入したんです。
おおっと!(ピアノが落ちる不幸な事故笑)その一年後、またモーリス・マリーナを破壊……
ジェレミー:モーリス・マリーナ・オーナーズ・クラブより、こんな怒りのご意見をいただきました。
もし私が路上でクラークソンを見かけたら、手にウ○コして投げつけてやる!
リチャード・ハモンド(別の司会者):自分の手にウン○すんのかよ! 自分の頭越しに標的狙う暗殺者か!
武者「いいですよねえ、このアンチ! 首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑、これはイギリスでかつてあった究極の処刑法です。こういう教養溢れるアンチコメントがあればと期待してしまいますねえ。ま、そういう猟奇的なコメントは通報できますけれども」
編集「いや、フツーに無理でしょ」
武者「ま、でも、あまりにしつこいアンチコメント、しかも前作への憎悪がらみって、自分の手に○ンコしてブン投げるようなもんだと思いますよ。異常性をアピールして、墓穴掘っているだけじゃないですか」
編集「つか、アンチ連中には伝わらないと思います」
武者「Rubbish!」
細かいかもしれないけど、気になったこと。
萬平さんの会社の跡も、夫婦が暮らした自宅の跡も、実家の跡も、背景が全部同じ。コンクリートの塀(壁?)がドーンと。
会社があった所はともかく、自宅も実家も日本家屋が並ぶ住宅地で、近所にビルや工場なんかあったとは思えないけど?
同じ場所で撮影してても、そうは見えないようにいくらでも作り込みようがあるでしょ。手抜きがあからさま過ぎる。現場のモチベーションが低いのかな?
屋台でラーメン食べるシーン、子どもたちやお母さん、お姉さんたちのことを完全に忘れてるようで、本当に自分たちさえ良ければいいのかよと思いました。
子どもたちが靴磨きしてるのに自分たちは働かないし・・
前作の主人公が自分勝手だ何だと言われていましたが、今作の方がもっとひどいんじゃないかと・・
安田さんの件も、私もダルビッシュ投手に賛同します。自己責任と言われている意味がよく分かりませんでした。
危険な地域に取材に行く勇気がよく理解できない人がいるんですね。なんだか一部の日本人の心の貧しさを感じてしまいます・・
演出家の方は安藤サクラのこれまでの出演作品をきっと観たことがないんでしょうね。
なぜ彼女にこんなお遊戯のような演技をさせるのか……。
あの「アア~~!!」「マンペエサアン!!」とかいう金切り声……朝からうんざりです。
鼓膜と蝸牛神経が焼き切れそうです。
あと、鈴さんが戦時中なのに太っているのはもう女優の体質のことなので百歩譲ったとして(そもそもこうやって矛盾が出る人をキャスティングしている時点で、制作側の戦時中描写への思い入れの少なさが分かりますよね)、なんでいつでもあんなにゴリゴリの濃いメイクなんでしょうね???
時代考証については単純に学がない、考える努力を怠っているという具合かと思いますけれど、役者のメイク程度の不整合も考えるに及ばないとは、いったい製作者たちは何者なんでしょうか???素人さんかな?
学生の映像制作でももうちょっと考えます。皆さん専門学校にでも入り直されたほうが良いですね。
NHKと言えど、番組毎の担当者によってカラーがハッキリと違うものですね。
ドラマにしろ、ドキュメンタリーにしろ、事実考証をしっかり踏まえたものもあれば、そんな面倒は省いてってなものも。
ファンタジーを作りたいなら、それはそれで良いんです。
なぜ、そこにモデルがあり、こんな時代だと堂々公表してしまうのか。
それであれば、ちゃんと敬意を持って扱ってほしい。
人の根源である「食」。
その革命を起こしたと言っても良い、インスタントラーメンを発明された方なのに。
その出身からすでに改竄してしまい、今のところ共通して見えるのは男性であり「発明家」である事だけ。
ならば、モデルなど無くても良いのでは。
「この方をモデルとして~」と公表するからカドが立つんです。
事実、モデルが存在する事を知らず、ただ時間枠として流し見している方々は楽しんでいる様ですから。
それを、公共放送機関がするとは。
セルフチェック機能は無いんですかね。
日本に亡命中の中国人の風刺漫画家さんの本(マンガ)で、抗日ドラマ
ついて書いてましたが、ある意味事実を踏まえなくても作品をつくってる
みたいですが、流石に破天荒すぎて当局が、指導してるみたいです。
最近のNHKの評価の低い大河ドラマや、朝ドラをみてると原作無視の
ファンタジーをつくりたいのかと思ってます。
前作から愛と理性のあるレビューを楽しみに拝見していました。今作は予告動画で背中に鳥肌が立って以来、早々に見るのを諦めたのですが、オープニングのお遊戯会が耳から離れません。要は人工甘味料の甘さなのだと思います‥
11月から仕事環境が変わるので、今週から見なくなってストレスが無くなったw
しかしまあ、まんぷくって語りの芦田愛菜に対して忖度して作ってんじゃないかと思うほど考証と作り込みが浅いよね…
このまんまじゃ、1分で語られる朝ドラシリーズネタにまんぷくが加わりそうだ。
先日、朝ドラ歴20年超の親戚と話をする機会がありました。その方は、政治にはさほど関心がなく、ネットも見ない(本作礼賛の嵐とも、本レビューとも無縁)の方です。
本作の感想を聞いていると…絶賛していました。理由を聞いてみたところ、「ストーリーに引き込まれる」とのこと。私は、「えっ、あのいい加減な脚本とわざとらしさ満載の演技がいいの?」と思ったのですが、その方はガバガバの戦時下の描写については、あまり気にしていないようです。
そして何よりも、モデルの人物が台湾系であることを知りませんでした。私が指摘すると驚いていましたが、それを批判するレビューがある(本レビューのことです)ことを知らせても、「へえ…」と、つれない反応でした。
本レビューを見ている限りでは、前作アンチがヨイショしまくってやっと持っている本作ですが、意外とこんな人もいるんだなあ、というのが驚きでしたね。無論、標本1なので統計として体をなしていないアンケートですが、武者さんが言及された「賢者」の方のように、だれもが作品の出来を厳密にチェックするわけでない、惰性で見る「枠としての」朝ドラファンも、相当数いることを改めて認識しました。また、朝ドラは大河と違って「紀行」で史実を補正する仕組みがないので、制作陣がその気になればネットを見ない層を騙し通せてしまうという怖い側面も実感しました。
因みにその親戚は、「わろてんか」は最終回まで楽しく完走(!)、「純と愛」は早々に離脱、「マッサン」は中だるみをしつつ最後まで付き合い、前作は「現代モノでややこしそうだから」という理由で1話も見ていませんでした…
とと姉ちゃんでさえ、まだマシだったかも。班長さんの演技良かったし。放映中、自分の見方が厳しすぎたかな?
惨状を語らず玉音放送に入った時点でテレビ切ったわ…
べっぴんさんも戦中はしっかり考証してたと言うのに…
もう我慢の限界を超えて視聴する事は無くなりました
たった二年でウェルかめと純と愛レベルの糞作に堕ちるもんかなあ?